【偏差値75】東京学芸大学附属高校
東京学芸大学附属高等学校(とうきょうがくげいだいがくふぞくこうとうがっこう)は、東京都世田谷区下馬にある国立高等学校。通称「附高(ふこう)」、「学附(がくふ・がくつき)」。
〒154-0002
東京都世田谷区下馬4-1-5
TEL 03-3421-5151
FAX 03-3421-5152
東急東横線学芸大学駅徒歩15分、東急田園都市線三軒茶屋駅徒歩20分
概要
50年以上の歴史を有する進学校。首都圏有数の進学実績を誇り、東大合格者数上位十傑に毎年名を連ねる。2004年4月をもって東京学芸大学教育学部附属高等学校から現在の名称に変更された。附属校であるが、東京学芸大学への内部進学制度はない。世田谷区にある本校の他に、海外帰国子女受け入れを目的とする大泉校舎が存在している。ただし、本校にも帰国子女の受け入れ枠がある。2006年1月26日、附属高校大泉校舎と附属大泉中学校を統合・再編し、中高一貫教育を行う「国際中等教育学校」とすることが発表された。
生徒構成
1クラス45人編成で、A組からH組までの8クラス(360人)×3学年の24クラス(1,080人)が定員となる。実際には転校等による転出や、上記のとおり入学試験制度が複数に別れていることなどによって、全校の在籍人数は1,059人となっている(2007年4月現在)。1クラスには前述した4つの附属中学校からの内部進学者と外部進学者、さらには帰国子女(一学年に15人程度)とタイからの留学生(一学年に3?5人程度)が混ざって構成される。
設備
校内は非常に広く、大きなグラウンドが2つ(大グラウンド・芝グラウンド※現在は芝はない)と体育館が3つ(大体育館・小体育館・柔道場)、さらにはそれらとは別に講堂、西館、別館がある。L字型の校舎は歴史を感じさせる芸術的な造りとなっており、テレビドラマや映画の撮影に使用されることもある。正門から昇降口までは見事な銀杏並木が並んでいる。季節を通して美しい並木の様子から「ロマンス街道」と呼ばれている。2005年度までは図書館やPCルームなど一部を除いてはクーラーなどの設備が整っていなかった。後に、卒業生や保護者から寄付金を募るという形で全普通教室に冷暖房が完備されるに至る。遠距離通学の生徒や下宿生が多いにもかかわらず校内に食堂がない。国内の高校としてはかなり早い時期にコンピュータ教育を取り入れており、アップル社のHPでは、その授業風景が特集されている。
教育
文理の教科選択は3年生からであり、2年生までは文理を問わず社会科や理科を幅広く履修する。授業の内容は一応教育課程と教科書に沿ってはいるが、多くの教科は教科書の水準を質量共に上回る発展的な授業を展開する。大学入試をまったく意識していない訳ではないが、入試対策は授業では殆ど行われない。
学校行事
6月に行われる体育祭、9月に行われる辛夷祭(文化祭のこと。「こぶしさい」と読む。通称「こぶし」)、1月に行われる下馬祭(合唱コンクールのこと。「しもうまつり」と読む。通称「げばさい」)は「附高三大祭」などと呼ばれている。中でも9月に行われる辛夷祭は全校的な盛り上がりを見せる。クラスごとに出し物を決めて参加するが、毎年1年生は娯楽、2年生は食品販売・模擬店(各部活も食品関係の模擬店が多い)、3年生は演劇が多い傾向にある。特に3年生各クラスの演劇はセット等も自作する本格的なものが用意されることもあり、辛夷祭の目玉となっている。その他にも音楽部や演劇部、合唱部、中庭ステージ(通称「中ステ」)でのライブなど出し物も行われる。タイ国留学生によって毎年出店されるタイ風喫茶店は、タイ料理も提供される本格的なものとなっている。一部保護者より、3年次の夏休みを辛夷祭のクラス演劇に費やすことが大学受験の障害になるのではないかという指摘がなされ、辛夷祭そのものが7月に開催されたこともあったが、現在では9月初旬?中旬の開催に戻っている。他の行事としては修学旅行・マラソン大会(こどもの国)・球技大会・カルタ大会・地理実習・地学実習・科学技術実習・古典劇鑑賞・現代劇観賞・プラネタリウム見学・スキー教室などがある。1年時に参加必須の夏の妙高山登山、冬のスキー教室(希望制)は妙高寮にて行われる。また実習や劇鑑賞には必ずといって良いほどレポートを要求される。
通学路
最寄り駅からの通学路は、東横線学芸大学駅前の交番には本校までの地図が常備されているほど複雑である。 田園都市線三軒茶屋駅からも歩けるが、渋谷駅での乗り換えの便などから田園都市線沿線の生徒以外は殆どが学芸大学駅から通学している。 なお、渋谷駅南口から「学芸大学付属高校」まで東急バスが出ている。また学区制限がないこと[1]、帰国子女を受け入れていることから、近隣で一人暮らしをしている生徒も存在する。
制服
本校では、制服着用義務が生徒に課せられている。冬服は制定されてから半世紀間不変のデザインとなっており、すでに伝統として深く根を下ろしている。 男子の上着は紺色の学生服に銀色のボタン、詰襟の左襟には泰山木の花をかたどった大きい銀の校章バッジをつけ、白いプラスチックのカラーを入れる。女子の上着は身頃・襟とも紺のセーラー服に紺色の3本ラインとなっており、襟には男子と同じデザインの校章バッジと胸当てをつけ、青いスカーフを、スカーフの両端にプリーツを折ってから結ぶ、蛾結びと呼ばれる独特の型で結ぶ。しかし最近では女子のスカーフの代わりに制服店で売られている出来合いのリボンを使う生徒も多い。ズボンとスカートは、共布の紺色である。6月?9月は夏服期間である。男子は、グレーのズボン、胸ポケットに校章バッジをつけた白いワイシャツ、また女子は、校章バッジをつけた紺の襟に白い身頃、紺の3本ラインのセーラー服になる。創立当初は制帽着用も義務で、服装指導は厳しかった。 激しかった高校紛争で制服そのものは廃止されなかったが、そこでかち得た自由の主体的表現として、70年代にほぼ全員の男子生徒が制帽をかぶらなくなり、上着の襟元を開けた。 1990年代半ばに「制撤会」が制服自由化運動を展開したことがあったが立ち消え、以来制服は特に問題なく生徒の間に定着している。
進路
上述の通り附属校ながら東京学芸大学への内部入試制度はなく、一般入試で入学している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
