【偏差値75】早稲田大学高等学院
〒177-0044
東京都練馬区上石神井3-31-1
電話:03-5991-4151
FAX:03-3928-4110
西武新宿線 上石神井駅北口下車 徒歩7分
(高田馬場駅?上石神井駅: 急行・準急12分、 各駅停車22分)
概要
1908年に設置された早稲田大学高等予科を前身とする附属校。組織内の位置付けとしては早稲田大学直属の高等学校の扱いである。卒業生全員が早稲田大学の各学部へ進学できる為に受験生には人気が高く、首都圏各地から多くの受験生が集まり毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられる。 なお、学校法人早稲田大学が経営する直属の附属高校は、本校と埼玉県本庄市にある早稲田大学本庄高等学院のみである。早稲田実業学校と早稲田中学校・高等学校、早稲田摂陵中学校・高等学校、早稲田渋谷シンガポール校は学校法人の異なる「系属校」であり、本校と直接的な関係は無い。現時点では早稲田大学には直系の附属中学校は存在しないが、大学は2010年度より中学校を新設(併設)する事を2008年7月19日に正式発表した。校舎の着工は2008年8月。生徒数は1学年3クラスの120人。中学校入試の始まる2010年から、高校募集は480人、2010年入学の中学生が高校1年になる2013年からは高校募集を360人とすることで学校全体で1800人を保つとされる。1学年の定員が600人、全学年で1,800人と、高校としてはマンモス校である。一学級は約50人であり、A - L組までの12クラスが存在する。極めて自由な校風を持つ。制服として学ランが存在しているが、私服通学(学雑56号によれば、約10?20%)も認められており、日々の学生生活では制服着用者と私服着用者とが混在している。校則はほとんど存在しないが下駄、サンダル、半ズボンでの通学は禁止されている。なお、アルバイトは届出なしに可能である。また、週に2回は、3時限目から授業が始まる日が学年ごとに曜日をずらして設定されているという特色もある。(生徒の通学ラッシュ時間をずらすため)
教育
教育上の特色としては、旧制以来の伝統である第二外国語が必修であり、ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語のいずれかを1年次より履修する。このため、早稲田大学進学後、多くの学部には、一般入試で入学してきた学生や、他の付属校・系属校から入学してきた学生よりも高度な第二外国語のクラスが設置されており、学院在籍時と同じ第二外国語を選択した場合にはそのクラスを自動的に履修することになる。また、2005年度より開始された3年次の総合的な学習の時間では、2年次に登録したテーマについて400字詰め原稿30枚程度の卒業論文の執筆が課される事となった。そしてこの単位は学部進学要件となっている。また、2006年度から、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールとして指定されている。専任教員は、ほぼ全員が修士課程以上の課程を修了しており、特に理科系においては博士号を持つ者も数多い。また、ほとんどの教員は大学でも講義をもつ、研究者である。このことは、本校が大学受験のことをまったく考えなくてよいという事情とともに、授業内容に大きな影響を与えている。すなわち、文部科学省の定める一般的なカリキュラムにとらわれることなく、大学のように教員の研究分野に沿った、より発展的・専門的な講義を、教員が展開する場合が多い。この傾向は特に社会科学系の科目に強く、教科書にまったく記述がないトピックを扱うこともままある。他方、理系科目ではコンピュータを活用するもの、大学の範囲を先取りするものなど、非常に高度かつ発展的な授業が行われている。 これらは旧制以来の伝統的な本学院の特徴であり、学院時代の授業によって興味・関心を抱いたことをきっかけとして後に研究の道へと進むものも数多く、本学院から理工学部へと内部進学した学生は、一般入試で理工学部へと入学した学生よりも大学院博士課程へと進学した割合が高いことが大学の追跡調査によって判明している。入学時に第二外国語科目及び芸術科目を選択するが、その選択によってクラス分けが行われ、入学時から卒業までクラス替えが行われないことも特色である。
入学と同時に早稲田大学への進学が原則として保証される。ただし、その最低条件として期末試験・学年末試験が機能している。通知表は各100点満点で評価され、各科目50点未満が赤点となり、6単位分以上の赤点を取ると留年となる。また、一年間の総合平均が60点を切る者も留年となる(ただし5単位分の赤点を取った者は総合平均62点未満が留年対象となっている。これらは、学習指導要領の改訂や、授業時間数の変更などにより、時代により基準は変更されている)。他に出席日数の条件がある。結果、毎年、各学年ごとに30人前後が留年となっており、留年は決して珍しいことではない。始業は朝8時40分(ただし時差登校の場合は3時限目の始業時間の10時40分)。1コマ50分で、終業は15時00分。朝、及び帰りのホームルームは行われず、各学年週1回、授業1コマを使ってロングホームルームが行われるが、実際には30分程で終了してしまう。そのため、残りの時間は実質的に休み時間となる。
生徒活動
弓道部・漕艇(ボート)部をはじめとして、ラグビー部・米式蹴球部・雄弁部・グリークラブ・ヨット部・軟式野球部は全国レベルである。弓道部は、2006年個人でインターハイ準優勝及び8位獲得であり、団体でも東京都トップレベルの実力を有する。漕艇部は1993年の全国選抜で舵手付きフォアで優勝、夏のインターハイでも3位入賞した(翌1994年にも全国選抜で4位になり、2006年に12年ぶりに全国選抜4位となった)。また、2007年に行なわれた秋田わか杉国体に12年ぶりに出場し入賞した。ヨット部は2001年から2006年までの6年連続で国民体育大会東京都少年男子FJ級代表に選ばれている。雄弁部は、競技ディベートを軸に活動している。激戦区である関東甲信越地区においては2006年夏季以降2年間不敗という戦績を残し、全国大会においては2003年には準優勝、2002年や2007年にベスト4に入るなど目覚しい活躍をあげている。グリークラブは2003年に全日本合唱コンクール全国大会で金賞を受賞している他、NHKに出演してNHK全国学校音楽コンクール課題曲の参考演奏をするなど、セミプロ的活動も行っている。米式蹴球部は全国大会優勝1回準優勝3回を誇る名門である。1990年代中盤には停滞期もあったが、近年では全国大会の常連となっている。また、生徒自身の手による科外活動が盛んであり、その代表例が、2000年に生徒有志によって発足した「環境プロジェクト」である。環境プロジェクトは、年2回、早稲田大学にて行われている「高校生環境フォーラム」の中心的な存在であるだけでなく、この夏には「高校生環境連盟」の発足を提案し、活動の幅を広げている。
その他
通常、「学ラン」は男子学生の制服を意味するが、当院では食堂にて販売されている「学院ランチ」のを指す場合もある。
高等学院の生徒達は「学院生」と呼ばれ、高等学院の正式な書類や掲示などさまざまな場面においてもこの通称が使われる。
学雑(学院雑誌の略)には、約60年の歴史があり、教師からは存在の意義が疑問視されているものの、生徒らの手によって作成されている。なお、内容には、必ずしも真面目なものではなく、良くも悪くも男子校らしさがにじみ出ている。
高等学院は大学内では各学部と同じ扱いを受けるためか、敷地内への関係者以外の者の立ち入りも自由で、散歩や通り抜けをする者も多々見られる。この事に関しては防犯の観点から疑問を呈する学院生も多い。時々、教員の学会出席などのために授業が休みとなることがある。通常これを大学では休講というが、何故か学院では代講という。その理由は名目上他の教員が代わりに授業することになっているからであるが、多くは出欠を確認するだけで終わる(ただし、本当に授業時間を目いっぱい使って「代講」を実施するケースもごくまれに見られる)。この時間帯は校外へ外出することも可能である。授業が休みの場合、その日の最終時限を担当する教員の都合が良ければ代わりに授業を行うことがあり、その場合は最終時限の授業が繰り上がり実施されたとみなされ、早く帰宅することが可能で有る場合もある。なお、これは教員の裁量である程度自由に行われるものである。生徒証は早稲田大学の学生証とほぼ同じものであり、早稲田大学各図書館での入館証・利用者カードとして用いることが出来る。先述したとおり下駄による登校は禁止されているが、これは下駄で構内を歩かれるとうるさいからだという俗説が存在する。男女共学にするべきかとの論議が1990年代の時点で既に存在していたが、そのためには教師の男女比率も半々にする必要があること、トイレなど学校施設の整備が必要という点などから、2008年の時点でも実現には至っていない。なお本庄高等学院は2007年4月より男女共学化を実現している。なお、中学部の設立・中学校校舎建築・高校校舎立て替えが決定したため、男女共学化の計画は事実上無くなったとされる。10月に行われる文化祭、「学院祭」には女子高生も非常に多く来場し、学院生が彼女らにナンパする光景が非常に多く見られるため、「ナンパ祭」とも言われる。また、校舎間の連絡橋(本当に「橋」で、屋根は無い)はナンパスポットと化すため、「ナンパ橋」などと呼ばれる。学習指導要領の改訂による授業時間数削減のため、1年生と2年生は週に2日、3時限目から始まり6時限目で終了する4時間授業の日が存在する。これは最寄り駅の西武新宿線上石神井駅から学校までの道が狭く通行量が多い上、路線バスも運行しているため、3学年1,800人が一気に登校すると危険であることと、部活の放課後練習をスタートさせる時間を揃えるために6限で終了する必要が有ったからである。運動系の部のチーム名がほぼ全て「Big Bears」なのは、「Big Bear」→「大きい熊」→「大熊」→「大隈」と創立者大隈重信にかけているのだと言われている。この名称は、大学での運動系の部活やサークルでも用いられることが多い。
コンクリート剥き出しの殺伐とした校舎の外観とその所在地、そして男子校という環境から、練馬監獄ともよばれている。ちなみに校舎建設当時、コンクリートの打ちっ放しというデザインを校舎に用いたことは非常に斬新であったとされているが、校舎としては直射日光の熱吸収が大きい点や、劣化が目立ち易い点など、決して優れた建築物ではない。中学校(名称は早稲田大学中等学院)の校舎の建設予定地となる南グラウンドでは測量などが行われている。学院生の大部分は中学校設立に反対しており、反対派学院生の一部からは「反対署名・情報開示請求・工事差し止め請求・ストライキ」などが提唱されていたが、大学側より正式発表があったため、中学校設立は覆せない決定事項となってしまった。中学校設立に伴い、高校校舎の立て替えもされる予定である。中学校校舎建設のために、南グラウンドは樹木が伐採されるなど、学院の緑多い環境が破壊されている。高校校舎は築数十年もの古い建造物であり、耐震性などに疑問がある。3年教室・教員室・事務室などのある70号館校舎は特に耐震性が脆弱と見られている。この校舎は、事務室のある1階の上から伸びる柱により3年教室のある3階を支えており、2階は1階と3階に挟まれた形で、柱以外には壁が存在しないピロティーとなっている。このピロティーの一部をガラスで区切り教員室とする、という独特の構造となっている。
3年次には保健の時間にソフトボールの授業が行われる。本来は保健を学習する時間であるが故に、一部の生徒はこのことを未履修問題と揶揄しているが、建前上は「ソフトボールを通して保健と社会を学ぶ授業」ということになっている。
2005年、TBS系列で放映されたテレビ番組「学校へ行こう!MAX」での企画「文舞両道フリツケ甲子園(2005年9月6日O.A.)」において、有志がダンスユニット「早稲6(ワセシックス)」を結成した。だが授賞式の祭、あまりにはしゃぎすぎたために彼らの受賞シーンだけカットされてしまい、放送されなかった。このエピソードも「伝説」として語り継がれている。最寄りバス停は西武バス「早稲田高等学院」。車内案内の英語表示は「WASEDA KOTOGAKUIN Sr.high.」と、高校である旨がわかるようになっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
